ゆらぎ期の倦怠感にはどう向き合えばいい？

ゆらぎ年代の方の中には、強い倦怠感を感じる方もいらっしゃいます。その倦怠感を軽減する治療法には、漢方薬の服用やツボの刺激があります。特に漢方薬は、ゆらぎ年代の方の不調や抑うつ、イライラなどの精神症状の緩和に効果があります。 漢方の考え方では、倦怠感などの元気のない状態をエネルギーが不足している「気虚」の状態であると捉えます。この気虚の状態の時には、胃腸の働きを整えて、新陳代謝を促すために、補中益気湯や十全大補湯という漢方薬が使われます。また、虚弱体質や疲れやすい方には、当帰芍薬散がおすすめです。しかし漢方薬にも副作用があるものもあるので、必ず医師の指導を受けて服用しましょう。 また、だるさを解消するツボを押すという方法もあります。ゆらぎ年代の倦怠感に効果的なツボは、「百会（ひゃくえ）」というもので、頭の上にあります。百会は左右の耳の一番高いところを結んだラインの、頭のてっぺんにある少しくぼんだ場所にあるので、刺激することで倦怠感を軽減させる可能性があります。